「顔、赤くない? 飲んできた?」——去年、会議室でそう言われました。飲んでません。ただ頬が赤いだけです。
正直、40歳にもなって顔色をイジられるとは思ってませんでした。しかもこれ、寒暖差でも、緊張でも、ちょっと辛いものを食べただけでも出る。写真に写るたびに「また赤い」とがっかりする。地味にメンタルを削ってくるんですよね。
で、そこから調べ始めて驚いたことがあって。赤ら顔には「待っていても引かないタイプ」があるらしいんです。ここ、私が一番勘違いしていたところでした。
待ってれば治る? 実は「引かない赤」がある
赤ら顔とひとくちに言っても、中身はけっこう違います。ざっくり分けるとこんな感じ。
- 一時的な赤み:緊張・お酒・運動・寒暖差で出て、しばらくすると引く
- 毛細血管拡張:頬や小鼻の細い血管が広がったまま戻らず、赤い線や面として見える
- 酒さ(しゅさ):赤みに加えてほてり、ブツブツ、ヒリつきなどを繰り返す慢性の皮膚トラブル
厄介なのは下のふたつです。広がったままの血管は、スキンケアを丁寧にしても物理的にそこにあるので、色として見え続けます。酒さも「放っておけば完治する」というより、付き合いながら落ち着かせていくものとして扱われることが多い。だから「そのうち治るだろう」と数年放置していた私は、たぶんその分だけ損をしています。
ただし、自分の赤みがどのタイプなのかは自己判断できません。ここを間違えると、選ぶ治療ごとズレます。……というわけで、まずは治療の中身から見ていきます。
Vビームは何をしてるのか、一言で言うと
Vビームは「色素レーザー」と呼ばれるタイプで、血液の赤い色に反応する光を当てる治療です。狙った血管に熱を届けて、余分に広がった血管を目立たなくしていく、というイメージ。
つまり、赤い「血管そのもの」に効かせにいく治療なんですね。だから、頬の細い血管が浮いて見えるタイプの赤ら顔や、酒さの赤みに対して選ばれやすい。
ここで大事な話をひとつ。毛細血管拡張症など、診断名によってはVビームが保険診療の対象になるケースもあります。逆に、美容目的だとまるごと自費。この差はかなり大きいので、自己判断せず皮膚科で確認してください。私はこれを知らずに、最初から全額自費のつもりで予算を組みかけていました。
フォトフェイシャル(IPL)とは、そもそも土俵が違う
一方のフォトフェイシャルは、IPLという幅の広い光を顔全体に当てる治療です。レーザーが「一点を狙う懐中電灯」なら、IPLは「部屋全体を照らす照明」みたいなもの。
違いをざっくり並べるとこうなります。
- Vビーム:赤み・血管に特化。ピンポイントで攻めるタイプ
- IPL/フォトフェイシャル:赤みに加えて、シミ・くすみ・毛穴など全体のトーンにもアプローチ
- 肌あれや炎症が強い時期は、そもそも「今は当てずに待つ」判断になることもある
「じゃあ全部いけるIPLの方がお得じゃない?」と私も思いました。でも実際は、赤みだけをしっかり落としたい人にはVビーム、赤みもシミもまとめて底上げしたい人にはIPL、と役割が分かれるようです。どっちが上位互換、という話ではないんですね。
効果の出方には個人差があります。数回で変化を感じる人もいれば、じっくり回数を重ねる人もいる。ここは盛らずに正直に言っておきます。
結局いくら? 回数は? を正直に
自費の場合、顔全体で1回あたりおよそ1万5千円〜3万円台というレンジで案内しているクリニックが多い印象でした。頬だけに範囲を絞れば下がるし、都心の人気院だと上がる。要するに、価格に幅がある世界です。
そしてほぼどこでも言われるのが「1回で終わりではない」ということ。3〜5回を1か月前後の間隔で、というプランを目安として提示されることが多いようです。仮に2万円×5回なら10万円。ランチ50回分と考えると、決して軽い買い物じゃない。
だからこそ、まず1回だけ受けて様子を見るのか、回数券でまとめるのかは事前に決めておいた方がいいです。ここ、メモしておいてください。カウンセリングのその場でまとめプランを勧められると、たぶん冷静な判断ができなくなります。
予約前にビビったこと、全部書きます
私が一番気になったのは「翌日、普通に出社できるのか」でした。男は顔を隠せませんからね。調べていて分かったのは、だいたいこのあたりです。
- 施術中の感覚は「輪ゴムでパチンと弾かれる感じ」と表現されることが多い
- 直後は赤みや軽い腫れが出ることがあり、設定によっては紫斑(内出血のような色)が数日〜1週間ほど残る場合もある
- 施術後しばらくは日焼け対策と保湿が必須。ヒゲ剃りを再開できるタイミングも要確認
紫斑が出るかどうかは、出力の設定や肌の状態によって変わります。大事な予定の直前は避けるのが無難。逆に言えば「来週プレゼンがあるので紫斑は避けたい」と最初に伝えれば、そこを踏まえた設定を相談できます。言わないと伝わりません。
ただ、痛みの感じ方も経過も本当に人それぞれです。持病がある方、飲んでいる薬がある方は特に、必ず医師に相談してから決めてください。
クリニック選びで、私が見ることにした3つ
美容医療を調べ始めてまだ日が浅い私が、それでも「ここだけは外さない」と決めた基準です。
- 赤み・酒さの症例を実際に扱っているか(何でも屋より、赤みの話がちゃんと通じるか)
- 保険診療の可能性も含めて説明してくれるか(いきなり自費コースだけ出てくる所は一歩引く)
- 総額と追加費用が先に出るか(麻酔代・薬代・再診料が後出しで乗ってこないか)
あと個人的にもうひとつ。メンズの症例をちゃんと出しているところは、ヒゲや皮脂量を前提に話が通じるので楽でした。同じ顔でも、男の肌はコンディションが違いますからね。
最終的には、無料カウンセリングを2〜3件まわって、金額と説明の丁寧さを自分の目で比べるのが一番確実だと思っています。同じ機器を使っていても、価格も回数プランも本当に違うので。
まとめ:赤ら顔は「放置」以外の選択肢がある
ここまでを短く整理します。
- 広がった血管や酒さの赤みは、待つだけでは引かないことがある
- Vビームは赤み・血管に特化、IPL(フォトフェイシャル)は全体のトーンごと整えるタイプ
- 自費なら1回1万5千円〜3万円台が目安。3〜5回のプランを提示されることが多い
- 診断名によっては保険が使える可能性もあるので、まずは皮膚科で確認する
効果の出方にも、ダウンタイムの出方にも個人差があります。この記事はあくまで、40歳から美容医療を調べ始めた私が集めた情報の整理であって、診断でも治療の約束でもありません。気になる赤みがあるなら、最後は医師に相談してくださいね。
私自身、次はカウンセリングの予約です。行ったらまた、料金も痛みも含めて正直に書きます。